特集 安全保障問題
日米の防空ミサイル増産協力、ボーイングの部品供給が障害=関係者
By 久保信博, Tim Kelly
2024年7月20日午前 11:25 GMT+91時間前更新
日米の防空ミサイル増産協力、ボーイングの部品供給が障害=関係者
日本の生産能力を活用して防空ミサイル「PAC3」を増産しようという米国の計画が、米防衛大手ボーイングの部品供給不足で問題に直面していることが分かった。写真はPAC3迎撃ミサイルシステムの前を行進する自衛隊員。2017年10月、東京で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 20日 ロイター] - 日本の生産能力を活用して防空ミサイル「PAC3」を増産しようという米国の計画が、米防衛大手ボーイング(BA.N), opens new tabの部品供給不足で問題に直面していることが分かった。事情を知る関係者4人が明らかにした。
米国はウクライナ支援で不足する弾薬の増産を急いでいるが、複雑な調達網(サプライチェーン)に同盟国の生産能力を取り込むことの難しさが浮き彫りになった。
PAC3は米ロッキード・マーチン(LMT.N), opens new tabが元請けメーカーとして手掛ける迎撃ミサイル。日本では三菱重工業 (7011.T), opens new tabが中心となって米国から技術を導入し、自衛隊向けに生産している。同関係者らによると、日本の生産数は年間30発程度。それほど大きな投資がなくても2倍程度に増やせそうだという。
ロッキードは、2027年までに年間生産を500発から650発へ引き上げようとしている。同計画に詳しい前出と別の関係者によると、米国はなるべく早期に世界全体で年間750発以上へ増やしたい考え。
ロイターより、
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