1.ラリー・ウィリアムズが開発 ウィリアムズ%Rは、世界的トレードコンテストで優勝するという、輝かしい実績を持つ著名投資家ラリー・ウィリアムズが開発したテクニカル指標。一定期間の最高値と最安値の範囲を基準に、直近の終値が相対的にどの水準にあるかを示します。
ストキャスティクスの%Kに近い。
ストキャスティクスの%Kは当日終値との差を求めるのが最安値を使用。
%K=(当日終値-過去n日間の最安値)÷(過去n日間の最高値-過去n日間の最安値)×100
ウィリアムズ%Rは当日終値との差を求めるのが最高値。
ウィリアムズ%R=(当日終値-過去n日間の最高値)÷(過去n日間の最高値-過去n日間の最安値)×100
期間21 EMA 13
ブルーライン %R
ライとブルーライン EMA
ウィリアムズ%Rとストキャスティクスの%Kの比較
ストキャスティクスの%Kが0(下限)~100%(上限)の範囲で表されるのに対して、
ウィリアムズ%Rは-100(下限)~0%(上限)の範囲で表す。
期間14 のウィリアムズ%Rと、同期間のストキャスティクスの%Kを並べたものです。ほぼ似通った推移をしている。
ウィリアムズ%Rの見方
一般的なオシレーター系指標は0~100%の範囲で値を取り、数字が小さいほど売られ過ぎ、大きいほど買われ過ぎと判断しますが、ウィリアムズ%Rは-100~0%の範囲で値を取るため注意が必要。
ウィリアムズ%Rでは、、、、、、
-80%以下 → 売られ過ぎ
-20%以上 → 買われ過ぎ
( -90%と-10%を基準にする考え方もある )
1,,,,,,,,【フェイラー】
ウィリアムズ%Rが-80%(-90%)に達せず反転
⇩⇩⇩⇩⇩⇩
売られ過ぎまではいかなかったが、、、、、
価格が上がる可能性が高い→買いを検討
ウィリアムズ%Rが-20%(-10%)に達せず反転
⇩⇩⇩⇩⇩⇩
買われ過ぎまではいかなかったが、、、、、、
価格が下がる可能性が高い→売りを検討
* フェイラーは文字通り「失敗」を意味
2,,,,,,,,【時間を加味した売買戦略】
日足において、以下のルールで、買われ過ぎ/売られ過ぎからの逆張りを狙います。
- 100%や 0 %という数値は激しい買われ過ぎ/売られ過ぎによって出現する。
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その過熱はが5日ほど経って薄らいで来る可能性が高い。
-100%や0%という数値はそう簡単に出ない
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売買を仕掛ける
① 買いシグナルウィリアムズ%Rが-100%に達する。。。。
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5日後の動向を確認する
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- 95%を下回っている
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買い注文を仕掛ける
② 売りシグナルウィリアムズ%Rが0%に達する。。。。
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5日後の動向を確認する
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- 5%を上回っている
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売り注文を仕掛ける
* 他のオシレーター系指標と同様に、
ウィリアムズ%Rではダイバージェンス(価格とオシレーターの方向性の逆行)
を判別し相場の反転の予測にも活かせます。
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