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執筆者の写真Uehara Tonny

エリオット波動 フィボナッチ(Vol.11)

フィボナッチ 1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 89 144 233 377 610・・・・・・・ という無限に続く整数の数列。


1から始まり隣り合う2つの整数の和が次の項になる数列



1+1=2 
1+2=3 
2+3=5 
3+5=8 
5+8=13・・・・・・

フィボナッチ数列の項として現れる整数のことをフィボナッチ数という。


1 2 3 5 8 13 21 34 55 89 144 ・・・・・・


項とは、、、、、、
例えば以下のような数式では、、、、
x+1+3y
この数式の項は、  x,1,3y




フィボナッチ数同士の割合のことを

「フィボナッチ比率」 と言う


❶ 隣り合う大きい方の数字を小さいほうの数字で割ると、、、、

例えば、34÷21=1.619047619・・・です。

144÷89 = 1.617977528・・・

610÷377 = 1.618037135・・・


ほぼ 「1.618 」 になる、、、、、


❷ 逆に小さいほうの数字を大きい方の数字で割ると

21÷34 = 0.617647058・・・

89÷144 = 0.61805555・・・

377÷610 = 0.618032786・・・


ほぼ 「0.618」 になる、、、、、



フィボナッチ比率

この 「1.618」と「0.618」が代表的、、、、

❸ 1つ間を空けた項同士の比率

610÷233 = 2.618025751・・・

233÷610 = 0.381967213・・・


「2.618」 「0.382」 になる、、、、、


❹ 2つ間を空けた項同士の比率

610÷144 = 4.236111111・・・

144÷610 = 0.236065573・・・


「4.236」 や 「0.236」 になる、、、、、



0.618や1.618 の他に 0.236、0.382,2.618、4.236 もフィボナッチ比率



「 黄金比 」


0.618 1.618


1202年にレオナルド・フィボナッチがフィボナッチ数という概念を発表。

それ以前の紀元前3世紀にはユークリッドによって外中比として発見されていた。


外中比とは、、、、、


線分ABを AB:AP = AP:PB になるように分けた時のAPとPBの比率のことを言います。


つまり、点Pは線分ABを1.000:0.618に分けることになるのです。1.000:0.618 とは 0.618:0.382 のことです。



 数式で表すと、、、、、
 AP=x、PB=1とすると、
(x+1):x=x:1、x²=x+1、x²-x-1=0となり、
xを2次方程式の解の公式にあてはめる

x=(1±√5)/2、x≧0なのでx≒1.618


ラルフ・ネルソン・エリオットは著書「自然の法」のなかで、フィボナッチ数が自然や人間活動を大きく支配していると述べています。 その一例として、ピアノの1オクターブは8の白い鍵盤と5の黒い鍵盤の計13からできていることや、ギザのピラミッドの底辺が783.3フィート、高さが484.4フィートでその比率が0.618であり、高さの484.4フィートとはすなわち5813インチで、それは5と8と13というフィボナッチ数からなっていることなどを挙げています。 エリオット波動においては、インパルスは5波動からなっていて、続く修正波は3波動で、合計は8波動ですが、この5や3や8もすべてフィボナッチ数列です。インパルスの副次波は5波動、3波動、5波動、3波動、5波動ですが、これらの波動を合計すると21というフィボナッチ数になります。さらに一回り大きな波動は89の波動から構成されていてこの89もフィボナッチ数です。 このようなことから、エリオット波動原理では、波動もフィボナッチ数やフィボナッチ比率に支配されていて、波動同士、中でもアクション波同士はフィボナッチ比率の関係になると考えられています。



エリオット波動でよく使われるフィボナッチ比率


インパルス



❶ 1波の大きさを1.000とすると、2波はその0.618を修正する

❷ 3波は1波の1.618倍になるのが理想

❸ 4波は3波を0.382修正する為、1波の1.000に対しては0.618

❹ 5波は1波と同じ1.000となるのが理想






4 波終点の位置でインパルス全体を黄金比率に分けること(黄金分割)も理想







ジグザグ

❶ A波を1.000とすると、B波はA波を0.382から0.786修正する

(0.786とは0.618の平方根ですがフィボナッチ比率ではない)

❷ C波はA波と同じか0.618倍または1.618倍が理想





トライアングル


❶ A波とC波、C波とE波、もしくはB波とD波のいずれか一つが1.000:0.618



フラットの波動同士の比率



❶B波は一般的には A波の1.000

❷ 拡大型フラットではB波はA波の1.236から1.382の比率

❸ 1.236や1.382はフィボナッチ比率である0.236や0.382の率の分A波より拡大

❹ B波は最低でもA波を90%以上リトレースする ❺ C波はA波の1.000から1.650の大きさになるのが目安とされる



 エリオット波動原理では波動同士の比率に関してのガイドライン
ガイドラインは厳格なものではなく
「そのようになるのが望ましい」とか
「そうなることを仮定して予想を立てましょう」
実際にはそのような比率関係が見られないことの方がむしろ多いので
気をつけて参考にしましょう。


ラルフ・ネルソン・エリオットは「自然の法」の中で、強気相場や弱気相場の継続年数が3年や5年、13年、21年といったフィボナッチ数になっている事例を幾つも挙げている

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