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執筆者の写真Uehara Tonny

エリオット波動ジグザグとフラット(Vol.08)

ジグザグとフラット

* ジグザグについて、、、、、

ジグザグは上の図のようにABCという3つの波動で構成されている。図2はABCをさらに細分化した模式図です。 ここでは、Aがインパルス、Bがジグザグ、Cがインパルスになっていますが、AとCはインパルスと同じ推進波であるダイアゴナルになることもある。


ジグザグのA波にインパルスが現れることから、インパルスが下向きになることもある。

Bは修正波であればジグザグ以外のフラットやトライアングルや複合修正でも構わない。

BがAの始点を超えることはない。


ジグザグの出現

インパルスの中でフラットがどこに出現するのか、、、、、


図左のようにインパルスの2波や4波にジグザグは出現。



次のチャートは4波の位置にジグザグが出現した例。

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(225CFD・日足) ④波 部分を拡大すると図2と同じ様な構成になっています。

下落波動としてもインパルスが出現しています。

A波にて5波で下降、B波は3波で上昇。

フラクタルな性質上。次のような場所にもジグザグが出現します。



フラットにも2つのジグザグが含まれています。また、トライアングルや複合修正を構成する波動にもジグザグは出現。

ダイアゴナルの副次波でもジグザグは構成要素になっています。





ジグザグは修正波ですからメイントレンドと逆方向を向いているイメージですが

ダイアゴナルの1波、3波、5波、フラットのA波などに出るときはメイントレンドと同じ方向を向いている。

*ジグザグは修正波でありながらトレンドを作る力も併せ持った波形。


ジグザグが繋がった複合型のジグザグ

2つのジグザグが繋がったもの → ダブルジグザグ

3つのジグザグが繋がったもの → トリプルジグザグ


DVD「エリオット波動原理の基本 vol.2」 パンローリング株式会社刊より抜粋

トリプルジグザグは滅多に現れませんが波動構成がダイアゴナルと同じなので見分けがつきにくいことがよくあります。1つ目のジグザグをW、2つ目のジグザグをY、3つ目のジグザグをZとナンバリングします。それぞれのジグザグを連結しているのがX波になります。W波も、Y波も、Z波もジグザグ。




ダブルジグザグ

2018年10月の高値から12月の安値まではダブルジグザグで下落。

(225CFD・4時間足)


 ここを次のようにナンバリングするのは的確ではない?!

 

 ジグザグのA波は必ず推進波なので5波動のインパルスかダイアゴナル。

ダブルジグザグやトリプルジグザグはジグザグの代わりに出現し性質も同じ。

 ジグザグが2つまたは3つくっついているだけの形のため、、、、、、

ダブルジグザグやトリプルジグザグはジグザグと見做して構わない。

ダブルジグザグのアクション波が二つともダブルジグザグになることもある。



フラット

ABCの3波動で構成。図4はABCをさらに細分化したものです。


図4の AとBはジグザグになっていますが、Aはジグザグと同じ修正波のフラットや複合修正になることもあります。また、Bはそれに加えトライアングルになることもある。Cは必ず推進波。(Cはインパルスかダイアゴナルになる)


フラット 4つのパターン

このうち最もよく出るのが拡大型フラット(エクスパンデットフラット)。拡大型フラットでは、B波がA波の始点を超えて修正するのが特徴。

フラット成立は全てのパターンでB波が少なくともA波を90%以上修正する必要がある。





フラットはどこに出現するのか?

(インパルスの例)









波動はフラクタルになっているいる為、次のような場所にも出現する。






次のチャートではインパルスの 波の副次波 4 波に拡大型フラットが出現しています。

(ドル円・15分足)


4 波の部分を5分足で拡大すると次のようになっているのが分かります。


もう少し大きい波動の事例も出して


(ドル円・30分足) ※DVD「エリオット波動原理の基本 vol.3」 パンローリング株式会社刊より抜粋 (B)全体が拡大型フラットですが、その副次波B自体も拡大型フラットになっている。



ジグザグ  → 大きく値幅を修正することが多い

フラット  → 横這いに近い動きになって日柄調整

の役割をすることが多い


インパルスにおいては、、、、


2 波  → ジグザグ

4 波  → フラット


になることがよくある。

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